今すぐできる犬と仲良くなる方法49/100〜犬と私489〜
今日からすぐにできる、犬と仲良くなる関わり方をご紹介していきます。
【行動はメリットがあれば増える】
ネズミも猫も犬も人も…行動はメリットがあれば繰り返し、増加していきます。
犬の問題行動があるとお悩みのとき、問題行動があるですから、そこにはメリットが発生していると考えられます。
どんなメリットか?2種類のパターンがあります。
1つ目は行動の前になかったものが、行動の後に現れる。その現れたものが、犬にとってうれしいなど、良いことであればメリットになります。
たとえば、
- おすわりをしたら、オヤツがもらえた
- 飛びついたら、抱っこをしてもらえた
- イタズラをしたら、飼い主さんが飛んできた
- 落ちているものを口にしたら、オヤツと交換になった
など、どれも行動の後に現れた出来事が、犬にとってはメリットとなって、その行動を増やす原因になっています。
もう1つは、行動の前にあったものが、行動の後に無くなる。その無くなったものが、犬にとって消えて嬉しいなど、良いことであればこちらもメリットになります。
たとえば、
- 吠えたら、郵便屋さんは帰った
- オスワリをしたら、張っていたリードが緩んだ
- 唸ったら、触ろうと伸びてきた手が離れていった
- 噛んだら、ブラッシングが終わった
など、どれも行動の前にあった嫌なものが、行動のあとに無くなって、メリットになっています。
どちらも自分にとってメリットがある、得になるので、その方法(行動)を使っているだけですね。
これを目の前の犬に当てはめて考えられるようになると、覚えてほしい行動はどんどん増やせて、してほしくない行動を増やさないように対応できます。
覚えてほしい行動の後にはどんどんメリットを出す。
反対に、してほしくない行動の後にはメリットを出さない。
この2つのシンプルなルールで、様々な問題行動の予防と改善ができます。
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