今すぐできる犬と仲良くなる方法100/100〜犬と私540〜
今日からすぐにできる、犬と仲良くなる関わり方をご紹介していきます。
【叱らないで教えましょう】
シリーズ100回目は、何度も言いますが、叱らないで育てましょう!ということです。
叱られた犬が理解することは、何でしょう?
しつけの為に叱るわけですから、その叱った行動以外の、人が望む行動をとって欲しかったわけです。
たとえば、お散歩中に出会った犬に吠えかかったので叱ったとします。
本当はどうして欲しかったか?というと
- 相手を気にせずに通り過ぎて欲しかった
- 仲良く挨拶して欲しかった
など、人の思う望ましい行動があります。
ここから外れたので叱ったのですが、この望む行動を叱ることで犬は理解できるでしょうか?
叱られると、叱った人だけでなく、見えている周りのものにも何らかの印象が記憶されます。
叱られた時に見るものですから、それは良い印象にはなりにくいと想像できますね。
他犬を見て吠えるので叱る→どんどん犬嫌いになるは簡単に成立します。
叱られるから会いたくない。早くあっちに行って!となりそうなものですよね。
よくよく考えてみると、叱ることで別の問題が出てきたり、叱る人や周りの環境にネガティブな印象をつけてしまうといった、デメリットが多いことに気づきます。
しかし、叱ることで一瞬、その場では問題が収まったかのように見えるので、叱る方は効果があると感じて叱り続けてしまいます。
学習のしくみを理解することで、自分がこのような罠に引っ掛からなくなります。
奥田先生のこの本は読みやすくて、学習のしくみが分かりやすいです!
今すぐできる犬と仲良くなる方法シリーズも、100回を迎えました。今後もこれまでと同様に犬育てに役立つ情報をご紹介していきます。
ひとまずカウントは今日で終了いたします。
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