最後まで家族として大切に〜犬と私625〜
イギリスでペットを手放す人が増えているというニュースが上がっていました。
ロックダウン終了で用無し? 生活費高騰でペット「返却」希望が急増 英
コロナ禍でペットを飼う人が増えたのは、日本も他の国も同じなようです。
そして、思っていたのと違った、こんなに大変だと思わなかった、言うことを聞かない、などという理由で手放す人も増えています。
記事では、生活費の高騰によりペットにかかるお金(食費や医療費など)の支払いが難しくなり、保護施設に返す人が増えているとのことでした。
日本でも人の生活費は値上がりしていますし、円安の影響はフードやトリーツ、犬用品の値上げにもなっています。
それでも、大半の方は家族であるペットを手放すことはしないでしょうが、中には安易に飼って安易に手放す人がいるのも事実です。
責任を持って飼うというのは、終生大切に育てるということ。
最近は長生きする子も多いので15年以上(猫なら20年越えもよくあります)、自分の生活が変わっても守り抜く覚悟が必要です。
そんなに先のことは分からないからこそ、できる準備(ペットのための貯金をしておく、社会化・しつけをする、いざという時にお願いできる場所を複数見つけておくなど)も必要ですね。
10年以上先のことに不安があるなら、シニア犬の里親になることも選択肢の1つです。
シニア犬は落ち着いていて、性格も分かっていますので育てやすいです。
何よりシニアならではの可愛さがありますので、みなさんシニアになったうちの子を可愛い!とよく言われますよ。
それでもやっぱり子犬や子猫と暮らしてみたい、というのであれば、ミルクボランティアや里親さんが見つかるまでのお預かりボランティアという選択肢もあります。
時間、お金、精神、体力…様々な余裕がなければ、命を育てるのは難しいことが多いです。
「癒されたいから飼う」のでは、厳しい現実が待っていることも。
大変なこともあるけれど、目一杯、この子の幸せを考えて育てている中で、自然と癒されているものです。
可愛がりお世話をする中で絆ができて、お互いにかけがえのない存在になります。
そうなる前に、思ったのと違う…とならないように、よく調べてよく考えてから迎える方が増えますように。