いつもと違うで脳を鍛える〜犬と私624〜
脳の前部分、前頭前野は感情や衝動のコントロールを司る部分です。
前頭前野は鍛えやすく、そして衰えやすい部位。
人間も老化により、脳の機能が衰えてしまい、感情のコントロールが難しくなったり、空気を読むことが難しくなります。
犬の場合は、たとえば、動くものを追いかけたい!という本能的な衝動を抑える、マテと言われたから待つといった自制心にも大きく関わって来ます。
前頭前野はいつもと違うことをする時、コミュニケーションを取る時にも活性化します。
難しいことをしなくても、お散歩の道が一本変わる、遊び方を変える、人や他犬と交流の機会を持つといったことで、効果があります。
いつもと同じ過ぎる、そもそもの刺激が少ないといった生活が犬の脳も衰えさせます。
遊びもルールがあったり、犬が考える必要のある遊びにすると、楽しく脳トレにもなります。
人もテレビやスマホ、受け身の時間が多かったり、いつものルーティンばかりであれば、受ける刺激も少なく、脳もそんなに働かさなくてできてしまいます。
いつものことでも、少しの変化をつける。
うちの子と一緒に楽しんで、脳を若々しく保ちましょう。それが問題行動の予防にも繋がります。