赤ちゃんが生まれる前に〜犬と私649〜
犬が先にお家にいる状態で、後から赤ちゃんが生まれるご家庭もありますね。
お孫さんができて、里帰り出産、帰省してくるというケースもよくあります。
犬にとって子どもは動きの予想がつかないので、怖がりやすい存在です。
また、小さな子どもは力加減を知らずに掴んだり引っ張ったりすることもあり、痛みや危険を感じた犬が噛んでしまう事故も多いです。
赤ちゃんが生まれてくることが分かったら、前もってできる練習をしておきましょう。
たとえば、赤ちゃんの泣き声を聞かせて慣れてもらう(YouTubeでいろいろな声を聞くことができます)
おくるみに包んだ赤ちゃんを真似して、丸めたタオルや、ぬいぐるみを包んだものを、抱っこしてあやす様子を見せる。
ベビーベッドに寝かせたお人形をみんなで囲んで話しかけたり、お世話をする真似をする。
よりリアルに練習するなら、このようなお人形さんのお世話をしてみせるのも良いですね。
生まれてきた赤ちゃんのおもちゃにもいずれなります。
実際にこれらの練習をしてみると、泣き声にとても反応して落ち着かなくなってしまったり、抱っこしているところにぴょんぴょん飛びついてヤキモチをやく子も多いです。
いざ赤ちゃんがお家に帰ってきてから、慣れない新しい生活に加えて、不安や警戒が高まったワンちゃんのケアをするのは、なかなか大変です。
ワンちゃん自身のストレスを少しでも減らせるように、事前の練習はバカにできません。
ベビーカーと一緒にお散歩を考えている場合も、先に空のベビーカーから慣らしておきましょう。
ベビーカーを怖がる子もよくいます。
赤ちゃんと暮らす時のお部屋も、最初は犬と赤ちゃん、生活スペースを区切ることになるかと思います。
その赤ちゃん仕様のお部屋も、早めに準備してその配置、生活スペースに慣れておけるといいですね。
それまで、全てのお部屋を自由に行き来できていた子が、赤ちゃんが生まれたから柵で仕切ったスペースのみで生活することになった…
これがぶっつけ本番ですと、いつものように出たい!と大騒ぎになることも考えられます。
お互いの安全を確保できる生活スペースを作ることは大切ですので、早めに準備してみてくださいね。
ある程度、予想できることは先手を打って対策をしていきたいですね。