成犬を迎える魅力〜犬と私684〜

成犬を迎える魅力〜犬と私684〜

子犬を新しい家族に迎えるのは、とてもワクワクしますね。見たからに可愛い仕草に、夢中になってしまいます。

しかし、見た目に反して、そして小さいからと侮ってはいけません。

子犬ちゃんはとにかくお世話がたくさん必要です。赤ちゃんなのですから、無理もありません。

トイレの回数も多く、夜鳴き、ワクチンも初年度は複数回必要ですから通院も多くなります。

もちろん、子犬あるあるの甘噛み、頻回なトイレの失敗、いたずら…と落ち着く暇はありません。

こんなに大変だとは思わなかった😭と泣きのご連絡が入るのも子犬です。

さらに子犬はあっという間にお年頃の思春期に入ります。同性同士のライバル心、自信はないのに強がりたい気持ち、でも心は不安定。

異性にも興味を持ち始める…と、今まで大変だったけれど飼い主さんだけを見ていた子が、外の世界に目が向き始めて、飼い主さんが後回しにされているように感じることも。

それでも、いろいろな経験を積んで、3歳を越えてきたころには、暮らしやすくなった!と実感される方が多いです。

激動の3年間は愛おしいものですが、十分な時間や手をかけてあげることが必要なので、大変でもあります。

この子犬から青年期を過ぎた成犬や老犬は、性格も生活パターンも完成していますので、子犬のように成長に合わせて急に大きく変わることもありません。

その子の様子がよく分かるので、飼い主さんが望む、または自分が与えてあげられる時間や手に合う子を見つけやすいです。

これがミスマッチすると、お互いに不幸になります。

香川県にある動物愛護センター通称しっぽの森でも、少しでも大きくなってしまったら、途端に飼い主さんが見つかりにくいと聞きます。

猫ちゃんの場合も、最初の1年や2年はなかなかに活発で、人も生傷が絶えないケースもよくあります。

しっぽの森に来るまでの生活環境によっては、人に馴れていなくてそちらのケアが大変な子もいます。

しかし、身体の大きさも、問題点も、性格もよく分かっていて、良いパートナーになってくれそうな成犬(猫)もたくさんいますよ。

また、お別れが近いからと嫌がる方もおられますが、老犬(猫)もとても可愛くて穏やかな時間が一緒に過ごせます。

何歳で迎えてもお別れは必ず来ますし、その覚悟は必要です。

成犬(猫)にも目を向けて頂けたら…と思い、記事にしました。

 

 

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