お散歩の逸走防止〜犬と私745〜
お散歩中にリードが手から離れてしまった、ハーネスが抜けてしまったなどの理由でワンちゃんが逃げてしまい、なかなか捕まらない、帰ってこないというトラブルはよくある話です。
どんな状況でそうなってしまったのか?よくあるケースを知っておいて、予防と対策をして頂けたらと思います。
トイレの処理中
うんちを片づけるときなど、犬から視線を逸らすことになります。また、袋を出したりと手を使う作業があるため、うっかりリードを手から離しやすいものです。
この状況で急に後ろの方向へと引っ張られて、転んでしまう事故もよくあります。
お片付けに入る前に周りを一度よく見て、ワンちゃんが急に走り出すような物がないかを確認しましょう。
そしてできる場合は、オスワリ・マテをしてもらうといいです(できない場合は、これからできるようにお家の中から練習してみてくださいね)
その際、自分の正面で待ってもらえるように、常に視界の片隅にワンちゃんがいる状況を作ってください。
さらに、リードは手で持つだけでなく、片足で踏んでおくと安心です。
犬が立ち止まった時
犬が立ち止まって動かないときに引っ張って動かそうとしたり、犬の行きたい方向と飼い主さんの行きたい方向が違っていて引っ張り合いになる時などに、首輪やリードがすぽっと抜けてしまうことがよくあります。
抜ける状況のときは、犬と人が向かい合う形になっていて、バンザイをしてTシャツを脱ぐかのように脱げてしまいます。
まずは向かい合っているときは、リードは引かないことが大切です。
そして普段のお散歩でも、リードを引いて犬をコントロールしないことを意識してみましょう。声かけやボディランゲージなどで意思疎通ができ、ついて来てくれるように練習していきたいです。
抜けやすいワンちゃんにはWリードもオススメです。また、首輪とハーネスを連結させるパーツも売っています。
この連結したものにリードをつけることで、ハーネスが抜けても、首輪が抜けていなければ逃げる心配はなくなります。
ハーネスが抜けやすい場合、ハーネスの形を変えてみたり、ゆるい部分を縫って詰めてあげることもできます。
よく胴回りのサイズはあっているのに、胸のサイズがゆるいケースがあります。その場合は、胸元を数センチ折りたたんで縫ってあげるとピッタリになります。
縫った場合は縫い目が緩くなっていないか?定期的に確認してあげてください。
犬具の劣化
リードや首輪、ハーネス、犬具そのものが古くなっていたり、ワンちゃんが以前噛んでしまった部分がほつれていて、その弱っている部分が急に千切れることがあります。
犬具は消耗品です。定期的にチェックをしてあげましょう。
リードは予備を持っていると安心です。
呼んでも来ない
リードが外れても、呼べば帰ってきてくれる、そもそも逃げないのであれば、このお悩みはなくなります。
そうは言っても呼び戻しは難しいと感じる方が多いです。
マテ!と言ったら止まってくれる(車が来ていたら立ち止まってほしいです)
おいで!と言ったら来てくれる。飼い主さんのことが大好きである。
普段の暮らしの中での関係性を良くしておくこと。基本的なトレーニングを練習しておくことが、もしもの備えになります。
リードが外れていることに犬も人も気づかないまま、一緒にしばらく歩いていた💦なんてことが起こるくらい、リードがあろうがなかろうが、一緒に行動するのが当たり前であるくらいの状態であればいいですね。
いずれはその域に近づけるように・・・日々の暮らしの中で心を通わせていきましょう。