お散歩の曲がり角に要注意～犬と私752～
お散歩ではワンちゃんがずっと人の横にぴたりとついて歩くことを求めなくて良いと思います。
犬のためのお散歩ですから、におい嗅ぎも楽しみつつ、リードの範囲内で動いてもらって大丈夫だと。
しかし、曲がり角に差し掛かるときには、注意が必要です。
必ず犬と並ぶか、できれば犬より前に人が行って確認をしていただきたいです。
向こうから歩いて来る人、自転車、犬と鉢合わせ！なんてこともよくあるからです。
先日、リードを長く伸ばしたまま通行人の多い歩道をお散歩している方を見かけました。
ワンちゃんはとてもお利口さんで、スタスタと前だけを見てまっすぐ歩いていたのですが、飼い主さんよりは歩くスピードが速く、リードいっぱい人より前に出ていました。
少し長めのリードで（もしかすると、伸縮式のリードなのかもしれません）人より２ｍは前に歩いていたのですが・・・曲がり角でもそのままのペースで歩いて行かれたので、犬が先に曲がってしまって、姿が見えない状態が数秒ですがありました。
向こうからは自転車が来ていたみたいで、避けてもらっていて何事もありませんでしたが、これはぶつかったり、犬が苦手な方にとっては犬だけが出てきたらびっくりする状況です。
きっとお利口さんのワンちゃんで道も知っているようでしたから、飼い主さんは安心して歩かれているのだと思いますが危険があることには変わりありません。
スクールでも３ｍの平リードをオススメしていますが、これは伸ばしっぱなしで歩くために長いわけではありません。
畳んで短くもったり、人が歩くペースも変えながら、犬とコミュニケーションを取りながら歩いて頂きたいです。
もちろん、曲がり角、先が見えにく場所、誰かとすれ違う時にはリードを短くして人が犬のそばに立っているようにしてあげたいです。
どんなに大人しい、小さいワンちゃんであっても、犬が苦手な方にとっては大きさ、賢さに関わらず恐怖でしかありません。
犬嫌いを助長させてしまったり、新たな犬嫌いを作ってしまったり、事故が起こらないようにするためにも、ぜひ注意していただきたいと思います。
