匂いの記憶〜犬と私785〜
何年も経っていてもふと香ってきた匂いに、昔の思い出が鮮明に浮かんでくる・・・
そのような匂いの記憶がありますね。
犬の場合は嗅覚で世界を見ていますので、よりその記憶は強く残っているのかもしれません。
例えば、子犬の頃に交流のあった犬や人と、何年振りかの再会。
その子は成犬になってからは、飼い主さん以外の人や犬とあまり交流を望まないタイプの子であったとしても・・・
久しぶりの再会で最初は警戒していても、嗅ぐことで子犬の頃の記憶が思い出されたのか、旧友に再会したかのように一気にフレンドリーになることがあります。
「誰だ?!」から一気に「〇〇だったのか!」という変貌ぶりです。
日々のお散歩でも、においを嗅いで情報を読み取り、自分も情報を残したり(マーキング)しながら交流しています。
このように犬にとっての「におい」は人よりも重要なものですから、嗅ぐことは積極的にさせてあげたいですね。
お散歩のにおい嗅ぎ、隠されたオヤツを探す遊び、ノーズワークも。
シニアになってお散歩が難しくなっても、カートや抱っこのお散歩で風に乗って届くにおいを感じられます。
また大好きだった草花を取ってきて、嗅がせてあげることもできます。
においを感じるのは脳ですから、嗅げば脳への刺激にもなっています。良い刺激でいつまでも脳も若々しく♪
においの刺激、その種類を増やすことは犬の楽しみが増えることにも繋がりますね。