平常心の伝染~犬と私789~
ワンちゃんが聞こえてくる音に耳をすませたり、通りすがりに見えた人や物に注目すること、よくありますね。
なんだろう?という気持ちから、不安や警戒に繋がっていくこともあれば、しばらくすると気持ちを切り替えて気にしなくなるパターンもあります。
おや?なんだろう?
そんな風にまだ平常心で気にかけている気持ちが、どう転ぶのかに、飼い主さんの言動が大きく影響することがあります。
お散歩中であれば、リードを引っ張って動くように促したり、リードを短く持ち直すときに張っていたり。
焦ったように声をかけたり、大丈夫だと一生懸命宥めようとしたり。
そのどれもが、不安や緊張を増長させてしまいやすいです。
ワンちゃんが緊張状態の時こそ、飼い主さんはリラックス。身体の力を抜き、目の前の出来事が大したことでないように、いつもの穏やかな態度でいること。
その態度を見て、飼い主さんの出すにおいを嗅いで、ワンちゃんも大丈夫だと状況判断をします。
人の様子とは関係なく、ワンちゃんだけで緊張状態になるシーンはありますが、それを早く落ち着かせてあげられるかどうか、悪化させないかどうかは、飼い主さんの言動の影響が大きいことを知って頂きたいです。
いつもの飼い主さんである。その落ち着いた態度はワンちゃんの助けになりますね。