できていることを維持するのも大切~犬と私895~
しつけやトレーニングをするというと、新しいことを教えたり、問題行動をなおすものというイメージがあるかもしれませんが、今できていることを1年後も、3年後も、10年後もできているように維持するという感覚も大切です。
とくに困っていない状態=人が望む行動をしてくれているのですから、見逃さずに維持してもらえるアプローチ(しっかり褒めること)をしていきましょう。
たとえば、トイレできちんと排泄をしてくれるのなら、もう覚えているから・・・と褒めることを止めてしまうのではなく、しっかり褒めていきましょう。
室内の決められたトイレでするということは、犬の本能からは反することなので、些細なきっかけでトイレを失敗するようになることもよくあります。
この先もずっとトイレを使ってもらえるように、トイレでしてくれてありがとう!の褒めを忘れずにいてあげましょう。
同じように、自分のハウスで寝てくれる子犬ちゃんたちにも、この先もずっとハウスで安心して眠れるように、ハウスで寝ている時には邪魔をしないで静かに寝させてあげる。
ハウスに入っている時(眠そうじゃないとき)に褒めて、ハウスに自ら入れる状態を維持しておきましょう。
前はできていたのに、いつの間にかできなくなった(嫌がるようになった)は成犬になってよく聞くお悩みです。
できているからもういいや!ではなくて、できていることを維持する視点を持ってみてくださいね。