犬との関係は主従関係や上下関係ではなく、親子関係に近いです。
しつけをする時に、脅しや罰を使う必要はありません。
恐怖を感じながら正しい学習をすることは難しいです。
恐怖の中で学ぶことは、この状況から逃れるにはどうしたらいいか?です。
人を避けること、身を守るために攻撃することを学ぶかもしれません。
また繰り返される脅しや罰によって、諦めるかもしれません。
もう抵抗はしないけれど、犬らしさ、その子らしさを失ってしまった悲しい形です。
とくに子犬の時期は、トイレの失敗、痛い甘噛み、何でも口にするいたずらなど、叱られやすい問題がたくさんあります。
これらは一緒に生活する上で困るので、どう行動したらいいのか?を教えてあげる必要がありますが、犬的には何も問題がない行動です。
安全・安心の中で犬が育つように、温かく忍耐強く接する親になりましょう。