お家でのシャンプー~犬と私904~

お家でのシャンプー~犬と私904~

毎月の子犬教室で、プロのトリマーさんの手際のよさを見るたびに、ワンちゃんの初めてのシャンプーはトリミングサロンでする方が良いということを実感します。

しかし、急な汚れへの対応などお家でも洗ってあげたい時があると思います。

お家でのシャンプーは、必要な準備や注意ポイントを知っていると上手くいきやすいです。

今日はそのポイントをいくつかご紹介したいと思います。

事前のブラッシング

いきなり濡らして洗ってしまわず、先にブラッシングをして汚れやほこりを落としておきましょう。

もし毛のもつれがあるのなら、そのまま濡らしてしまうと余計にからんで大変なことになります。

シャンプー前のブラッシングはその後の工程をスムーズにするためにも大切です。

シャンプー嫌いになりやすい点の対策

シャワーをかける前に、必ず温度を手で確認しましょう。冷たすぎる、熱すぎる温度にびっくりして苦手になることがあります。

シャワー音を怖がる子もいます。

シャワーヘッドをタオルでくるむ、シャワーヘッドを外してホースの状態でお湯を出す、という対策もあります。

浴室は音が響きますので、音が苦手な子には、物を置くときや自分の動きでガタゴト大きな音が鳴らないように気をつけてあげましょう。

浴室の床が滑るのも不安になりやすいものです。滑り止めのマットを敷いてあげると安心ですね。

ペット用のバスタブやたらいを使って、その中に入れてあげるときは、いきなり深くまでお湯をためないようにしてあげましょう。

びっくりしないように、くるぶしくらいまでの深さで入れてあげてください。

綺麗にしたいと思って、ゴシゴシ力を入れ過ぎないことも大切です。

シャンプーは泡で洗うイメージで、シャンプー液をスポンジや泡立てネットでしっかり泡立てて、その泡で洗ってあげましょう。

すすぎと乾きが大事

流し終えたかな、と思ってからもう一度一通り流してあげるくらい、すすぎはしっかりしてあげましょう。

すすぎ残しは臭いの原因になったり、痒みや皮膚炎も引き起こします。

また、しっかり乾かしてあげることも大切です。

ダブルコート(柔らかい下毛がある)子は表面は乾いたように思っても、毛をめくって中を見たらまだまだ湿っていることもよくあります。

柴犬やラブラドールなど、乾かすのは本当に大変です💦

お散歩から帰ってきて、毎回足を洗ってあげる方も、しっかりドライヤーで乾かしてあげてください。

湿ったままの状態は細菌が繁殖しやすく、臭いや痒みを気にして、ワンちゃんが足を舐めてしまいます。

舐めることでさらに湿って細菌も繁殖し…と悪循環になります。

しっかりすすぐこと、完全に乾かしてあげること。どちらも大事なポイントです。

はじめのうちは無理せずプロに頼む

冒頭にも書きましたが、トリマーさんの手際の良さはワンちゃんの負担を減らしてくれます。

子犬や若いうちこそ、お家で無理をして洗わずにトリマーさんにお願いして、シャンプー自体に慣れてもらいましょう。

健康のためにも清潔を保つことは大事です。

シャンプー嫌いにさせないために、できる配慮をしてあげたいですね。

 

 

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