手作りごはんにチャレンジ~犬と私906~
ワンちゃんのご飯をドライフードから、完全手作り食にしたり、フードに手作り食をトッピングをする方が増えてきました。
また、今はしていないけれど興味があるというお声も多いです。
ドライフードは保存がきいて、すぐにあげることができ、持ち運びも簡単で便利ですね。
栄養面も考えてくれているので、とりあえずは安心です。
一方、手作り食は新鮮でできたての温かいご飯が食べられる、ワンちゃんの体調に合わせて内容をアレンジできる、いろいろな味や匂いを楽しめるという魅力があります。
一方、栄養面などで大丈夫かな?と心配される方もおられますので、まずはいつものフードにトッピングをするという併用型で手作りのハードルを下げてみてはいかがでしょうか?
手作り食は水分がしっかり摂れることも良いので、健康を考えるなら簡単なところからチャレンジしてみて頂きたいです。
押さえておきたいポイント
猫の食性は肉食ですが、犬は肉食寄りの雑食です。
雑食とは言え、肉食寄りということがポイント💡
食事の内容が、たんぱく質(肉、魚、卵)が大事ということです。
手作り食をはじめると、どうしても人の健康的なイメージで野菜や果物が多くなりがちです。
それらも必要ですが、野菜の量がたんぱく質と同じやそれ以上となってしまうと多すぎます。
成長期の子犬だけでなく、老犬も筋肉の維持にたんぱく質が大切です。
お魚も積極的に使っていただきたいと思います。
すぐできるトッピング
これからの季節、暑くて食欲が落ちてしまう子も増えてきます。
また、同じフードにすぐ飽きてしまう子にも、トッピングで味や匂いのバリエーションを持たせることができます。
手作り食の最初のチャレンジとして、また飼い主さんが時間がない時、疲れている時のお助け案としての簡単なトッピングをご紹介します。
- お出汁(かつおぶし、昆布、煮干し)
- お味噌汁の取り分け(ネギ類を入れる前に取り分けてください。味見をして濃い場合は、少し物足りないくらいの薄さまで薄めてあげましょう。塩分は犬にも必要ですので薄味程度の塩気は大丈夫です)
- 食塩無添加のトマトジュース
- 亜麻仁油、えごま油を加熱せずにご飯の上にかける(あげすぎ注意!初めのうちは数滴で。慣れてからも小さじ1程度)
- 納豆(ひきわり納豆か、刻んで)
- お酢(米酢、黒酢、りんご酢など。醸造アルコールや砂糖が入っていないもの)
- 果物(ブルーベリー、皮つきのりんご、いちご、バナナ、キウイなど。ブドウはNG)
- 卵、うずらの卵(初めは火を通して。慣れたら半生、生もオッケー)
- すりごま、青のり、桜エビ、かつおぶし
- 猫缶のマグロやカツオ(マグロだけ、カツオだけのもので、余計な添加物が入っていないものがオススメです)
フードはローテーション
どれだけ良いものであっても、同じものばかり食べるのは良くありません。
ドッグフードは数種類をローテーションしてあげましょう。
また、先ほどご紹介しましたトッピングなども毎日ずっと同じものをあげると、あげすぎになります。
5日あげたら2日休むなど、お休みする時も作ってあげてくださいね。