多頭飼育は互いに学ぶ~犬と私933~
2頭目を迎えられたご家庭が増えています。
先住犬との年の差が離れていても、年が近くても・・・それぞれに良いところ、困るところもあり、そのご家庭ごとにちょうどいい暮らしを作っていくことが求められます。
多頭飼育の良いところは、良い練習ができやすい、見て学ぶ学習を取り入れやすいことです。
飼い主さんへの要求でワンワン!吠えてしまったり、飛びつきが酷いときに、そうしてはいない子(困らない行動をしている子)に声をかけたりと注目することで、吠えや飛びつきをしている子は考えます。
あれ?なんで、向こうの相手をしているのかな?
同時に困らない行動(オスワリしている、自分のおもちゃで遊んでいるなど)をしている子には、その困らない、して欲しい行動を伸ばすことができています。
そのうち吠えて飛んでいた子も、考えて別の行動をし始めます。
そこですかさず飼い主さんが注目してあげることで、吠えるのじゃなくて座ったら良かったんだ!
飛びつくのじゃなくて、自分のおもちゃを持ってきたら遊んでくれるんだ!などと閃き💡が起こります。
そうなると、ワンちゃんの要求も叶えてあげられて、吠えたり飛びつくのも減って飼い主さんも助かるという、お互いにwinwinのコミュニケーションが取れるのです。
2頭目を迎える前に、暮らしの中で困らない状態にしておくと、新しい子がそれを見て学ぶので助かるのですが、もう迎えてしまっている・・・という場合は、2頭同時に練習していきましょう。
なんでも順番に練習することで、練習していない子は順番を待つ自制心を伸ばす練習にもなっています。
1頭ずつ向き合ってできるようになったことは、2頭同時にもできるかな?という練習にステップアップしていきましょう。
2頭そろうと、犬同士で遊んでばかりで飼い主さんの声が届かないのでは困りますね。
いろいろなパターンの練習で、みんなの暮らしがまとまっていきますよ。