オヤツは隠そう~犬と私995~
しつけやトレーニングでオヤツを使うことは効果的ですので、おすすめしています。
一方で、オヤツを出すタイミングを間違うとオヤツがある時とない時の違いを教えてしまうことも。
オヤツがある時は、聞いてくれる○
オヤツがない時は、聞いてくれない×
という風にワンちゃんの行動の違いを生み出すことになりかねないのが、オヤツを出すタイミングです。
たとえば、お家の中でおすわりや待て、おいで、ハウスなど練習をする時に、すでに言葉やハンドサインの合図が意味するものを分かっているのであれば、オヤツは後出しが基本です。
オヤツを戸棚から出してくる、オヤツの袋を触る、ポケットにオヤツを入れる、机にオヤツを出すなど、オヤツに関わることを先にしないようにします。
オヤツの影をチラつかせないで!ということですね。
さらに、オヤツを持っていそうな、親指や人差し指で摘まんでいるような手の形になっていないか?も注意してみましょう。
持っていないことがしっかり分かるように、手の平はパーで開いておきます。
オヤツを持っていそうな手をしていると、ワンちゃんはくんくん嗅いで確認するようになります。
それで持っていないと分かれば、プイ!と離れて行ってしまうことも。
オヤツを持っていなくても(オヤツが出そうな雰囲気がなくても)飼い主さんの合図に応えたら、後からオヤツはもらえるということを信じられるような習慣にしましょう。