ワンちゃんは小さな違いを見つけるのが上手です。
一方で、苦手なものがあったときに、その対象と似ているものにも同じく苦手な反応が出るようになることが多いです。
たとえば、バイクの音が苦手なら似ているブルブル音の車にも反応するようになったり。
黒い犬が苦手になったら、そこからグレーや茶色の犬にも同じように警戒するようになったり。
怖いかもしれない・・・
危ないかもしれない・・・
このような不安や警戒は人も起こりますね。
最初に大きな衝撃で出会ってしまって、苦手となったときに、そこから波紋のように不安や警戒の対象が広がります。
実際は何でもないものであっても、不安が先に立つととんでもない危険なものに思えたりするのです。
お化け屋敷に入って、そこかしこからお化けが出てきそうでドキドキしているかのように・・・
どんどん苦手なものが増えてしまうと、暮らしにくくなりますので、反対にどんどん平気なものが増えるように手助けしてあげたいです。
ネガティブな感情が起こってしまった学習や、そこから広がった不安や警戒は、「大丈夫だった」の安心感の上書きで自信をつけてもらうのが一番です。
平気なものが多いのは、その子が生きやすいということに繋がります。
苦手なものが特になくても、いろいろな経験をさせてあげることで、その幅はもっと広がります。
社会化、ワンちゃんの犬生経験の積み重ねは、ずっと大切ですね。