お散歩中、ワンちゃんが何かに興奮して突進していく時があります。
人や他の犬、車やバイク、猫など、対象はいろいろです。
興味がある、フレンドリーに近づきたい!という気持ちの時もあれば、怖い・不安・警戒・気に入らないといった気持ちで追い払いたい時も突進します。
どちらであるか(もしくは両方が入り混じっているのか)はワンちゃんのボディランゲージや、突進の対象がいなくなった後の様子を観察すると分かってきます。
ワンちゃんの気持ちを観察して、対処してあげることも大切ですが、まず一番に必要なことはワンちゃんを止めることですよね。
そのまま突進させてしまっては、事故やトラブルに繋がりかねません。
止めるときは、まず人が止まりましょう。
待って!だめよ!と言いながら、一緒に歩いていませんか?
人が一歩進めば進むだけ、ワンちゃんは前に進めてしまい、興奮もさらに高まります。
相手の方もびっくりしますので、まずは人が止まって、ワンちゃんをその場に留めること。
その後に、リードを手繰ってワンちゃんのそばまで近づきます。
リードを自分の方に引き寄せるのではなく(これではワンちゃんを引きずっていますね)
人がワンちゃんに近づく分だけリードを手繰りながら、ワンちゃんに近づきます(上手く伝わりますか?)
ワンちゃんは最初に止めた位置から一歩も前にも後ろにも動いていないことがポイントです。
もし動いていたら、人がリードを自分の方に引っ張ってしまっているか?
それとも、人が近づくときにリードを手繰っていないので、近づいてたるんだリードの長さ分だけ前に進んでいます。
お家でぬいぐるみなどにリードをつけて、練習してみて下さい。
小さなワンちゃんであっても、止められていない時は、人の足が進んでいます。
まずは止めてあげること。そこから落ち着いてもらう方に進める、相手にも不安を抱かさない対応になります。