多頭飼いの関係性~犬と私706~

多頭飼いの関係性~犬と私706~

二頭目の犬を迎えると、家族の中の関係性が変わり、みんなが落ち着くまでにしばらくの間、問題も起こりやすいものです。

とくに、長らく一人っ子状態だった先住犬や、他の犬が苦手、もしくは自分だけ可愛がってほしいタイプの子の場合は、二頭目の子との関係にあれこれ起きやすくなります。

先住犬が新入りちゃんに厳しく当たることもあれば、犬同士の付き合いが不慣れな先住犬が、天真爛漫に遊ぼう!と勢いよくやってくる新入りちゃんに、どう対応したらいいのか分からず逃げ惑うことも。

また、飼い主さんたちの注目が新入りちゃんに向かうことで、やきもち、ストレスの体調不良を起こす先住犬も多いです。

これらのことは、迎えてすぐから数ヶ月以内の最初のころの問題ですが、時を経て、犬同士の力関係、バランスが変わることでの戸惑いも起こります。

なんでも1番を確保していた先住犬と、それに抵抗しなかった2番目の子が、逆転し始める現象です。

これは、2番目の子が成長して、先住犬より身体が大きくなったり(態度が強気になったり)、または先住犬が年老いて体力負けするようになってきた時にも起こりやすいです。

飼い主さんからすると、順番は変わらずいてほしいものですが、犬同士が不必要に揉めることのないように、臨機応変に対応してあげたいです。

このような問題がなくても、食べ物は取った取られた、取られたくない、独り占めしたいなど、トラブルの原因になりやすいものです。

子どもも切ったケーキの大きさ、誰から選ぶか、量が多い少ないと大騒ぎですね。

そのようになることを分かっているのですから、人は先手を打ちましょう。

食事や長持ちするオヤツに関しては、それぞれが落ち着いて食べられるように、各自ハウスに入ってもらってからあげます。

誰かが早く食べ終わっても、全員が食べ終わるまではハウスにいてもらった方が、まだ食べている子も落ち着いて食べられます。

食べ物の恨みは怖いもの(笑)

落ち着いてゆっくり食べられる環境を普段から作ってあげたいですね。

 

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