威圧も罰も使わない～犬と私831～
先日、道を歩いているときに、どこからか大きな声が聞こえてきました。
なんだろう？と思って辺りを見回すと、お散歩中のワンちゃんに対するしつけの声のようでした。
マテ！やダメ！や名前を呼ぶ声が聞こえてくるのですが、周りの人もどうした？と思わず見てしまうくらいの音量＆声に威圧感がありました。
すぐにその場を歩いて通り過ぎて行かれたのですが、どうもワンちゃんがよそ見をしたり、下を向いて匂いを嗅ごうとすることを全て止めているようでした（声かけとともにリードショック）
飼い主さんの真横で上手に足早に歩いていましたが、うーんとなんとも言えない気持ちに。
私も昔、そのように習ってしていたことがありますが、今はもちろんなるべく自由ににおい嗅ぎをさせてあげたい、安全な範囲で自由に歩いて欲しいと思っています。
厳しくされているその方も、誰かに教わったのか、どこかで見た情報なのかもしれませんし、誰かを批判したり責めるつもりはありません。
しかし、このしつけの方法は、周りにもマイナスの感情を沸かせてしまいますし（誰かが怒られているのを見ていたたまれない気持ち）、リードショックによる身体への負担や、犬と人との関係性の悪化、お散歩で出会うものへのネガティブなイメージ付けも想定できます。
かつての私のように、ただ知らないだけ、その飼い主さんなりに一生懸命に教えているだけだと思います。
しかし、分かったころには後悔がたくさん出てしまいますので、なるべく早く気づくきっかけが訪れることを願うばかりです。
叱らなくてもしつけはできるんだよ！を皆さんで広めていきたいですね。
