里親さんになるということ~犬と私846~
さぬき動物愛護センター(通称しっぽの森)が発行しているしっぽの森通信があります。
最新のしっぽの森通信vol.11が届いたので読んでいましたが、野犬のトリセツ~犬を脱走させないために知っておくこと~という記事がありました。
香川犬で保護されるワンちゃんの多くは、元ペットではなく、野犬(もしくは野犬の子犬)です。
ペットショップやブリーダーさん、一般の家庭で生まれた子を譲り受けるのとは、全く違うと思って準備と覚悟が必要です。
私も時々、しっぽの森でボランティア活動をさせて頂いておりますが、顔を見せただけで犬舎の奥で小さくなり固まる子もいます。ドッグランに出てきてもらっても、交流どころかパニックな場合も。
それでも、いつもお世話をされているスタッフさんには心を開いて慣れてきていますので、時間をかければ新しい人にも慣れてくれる余地はあります。
実際に何度か顔を合わせるうちに、オヤツをくれる人!と喜んでくれるようになった子もいます。
すぐに懐くと思ったら、全然懐かない。
人が見ているところでは、ご飯も食べない。
お散歩で車が通ったらパニックになる。
迎え入れてから思っていたのと違う・・・となっては、お互いに悲しいです。
懐かなくてもいい!この子に少しでも家庭の温かさ、犬としての幸せを感じてもらえたら嬉しい!
そんな風に思えるくらいでお迎えするのがいいのかもしれません。
いっぱい覚悟していたのに、実際はすんなり家族に馴染んでくれたら、それは嬉しい誤算ですから。
せっかくのご縁ですから、幸せなワンちゃん、幸せなご家族が増えることを願っています。