犬は小さな子どもと同じで、他者をよく観察しています。
親切な人、意地悪な人、中立な人。
この3者のやり取りを見て、好き嫌いの評価をします。
そして意地悪な人を避けるというのです。
大人からすると当たり前のようでも、小さなお子さんや犬も観察して意地悪な人を避けられるのはすごいことですね。
面白いのは、親切な人が特別好まれる訳ではないということです。
親切な人、中立な人の間には好まれる度合いに差異はありません。
しかし、中立な人、意地悪な人との間でははっきりと中立な人が選ばれます。
犬を叱ったり怖がらせたりと直接何かをしなくても、他者とのやり取りで意地悪だと見なされることがあると、犬に嫌われてしまう可能性があるのです。