犬と私 109 出るだけで有難い!
先週の土曜日、ポッちゃんが息苦しそうに感じて、病院に行きました。
こんな感じで、顎を上げて寝ることが増えてきたからです。
足だけでなく身体も下顎周りも、全身が浮腫んでしまっているので、口も開けづらく水を飲むのも一苦労。
水分摂取量とおしっこの出方、浮腫みの具合、体重を見ながら、利尿剤の量も考えています。
病院に着くと、口を開けて呼吸をし出したポッちゃん。
すぐに酸素室に入れて頂きました。
30分くらい酸素室に入った後、診察台の上でも酸素マスクをしてもらっての、診察です。
危篤状態ですね…と先生。
口を開けて呼吸をすることは、家ではなかったので、通院の為に抱っこして動かしたことと、病院に来たことで心拍数もかなり上がってしまった為かと思われます。
(帰宅後は呼吸も落ち着きました)
できることは点滴くらいですね…とのお話でしたが、浮腫みがあるので点滴はやめて、肺の状態を知るためにレントゲンをお願いしました。
結果は真っ白。
胸水が溜まっていて呼吸が苦しい状態です。
1年1ヶ月前には、あおちゃんの安楽死をお願いした先生です。
葵ちゃんの時は痛みが強くて仕方がなかったですが、この子は強い痛みもなさそうで、ほとんど動かないので、この肺でも喘ぐような苦しさではないですよ、と先生。
家でゆっくりさせてあげて、最後の時を迎えられるのが1番だと、先生と母と結論を出しました。
水で溶いたちゅーるを飲むのも嫌がり、口にするのは少しの水だけになってから、浮腫みもどんどん引いて、そのおかげか呼吸が楽になったようで、仰け反る寝方はほとんどしなくなりました。
最近は食べられていませんが、これまではちゅーるを1日に12本!と頑張って食べていましたので、その時の分のうんちが溜まっていたようです。
私がオムツ替えをして刺激をして手伝うと、大きなうんちが出ました。
その後も、量は減ったものの、何度かうんちを出すことができたので、母からは、私が来た時だけうんちが出るねーと言われます。
ネロの時も排便の介助をしていて、出るとお互いにスッキリしたことを思い出しました。
病気や老いで、当たり前であった排泄が上手くいかなくなった時、いかに出ることが有難いか身にしみます。
子犬ちゃんのトイレの失敗も可愛いものですが、片付けに追われる飼い主さんからすると、そうは言ってられない気持ちも分かります。
子犬の頃、トイレの失敗に悩んでいた飼い主さんから、今では家中フリーでも大丈夫。
夜に二階の寝室で一緒に寝ていても、したくなったら自分で降りてしてきてる。
と、今日も嬉しいお話を聞かせて頂きました。
トイレが成功する環境を整えてあげれば、きっと上手くいきます。
お悩みの方はお気軽にご相談下さいね。