もっと良い行動を見つけよう〜犬と私585〜
どうしても犬の困る行動、やめてほしい行動ばかりが目についてしまいそこに注目してしまいます。
何らかの行動が継続してある場合、犬がその行動によってメリットを得ています。
そのメリットが飼い主さんの注目や、叱る声だったりする時は、その飼い主さんの反応を返さない事がまずは大切になってきます。
その上で1番考えたい事は、良い子で過ごしてくれている日常の場面にもっと目を向けるということです。
困るなぁと思う時の行動は実は1日24時間の中でそんなに多くはないはず。
しかしその良い状態の時をスルーしてしまって、良くない状態の時に注目してしまうことが日常では起こりやすいです。
良い状態の平和な時を見逃さずに、積極的に関わっていってあげましょう。
例えば、見る、声をかける、近づく、遊ぶ、おやつをあげる、撫でる、お散歩に行く、一緒に過ごすなど様々なことをしてあげられます。
用事をしていて手が離せないからといって、何もできないということではありません。
見てあげる、それいいね!楽しい?と声をかけてあげる事は自分の用事をしながらでもやりやすいと思います。
飼い主さんが望む良い状態を【たくさん注目される行動】にしてあげられたら、犬もその行動を繰り返しするようになります。
それこそが好循環になり、犬は褒められる、かまってもらえる、飼い主さんにとってはいい子でいてくれるからより可愛く褒めたくなるというポジティブスパイラルになります。
しつけ相談を受けていると、たくさんの犬の良い行動を見落としてしまっていて勿体ない!ということがよくあります。
良い行動もできて当たり前と思わず、成長していることや協力してくれることを喜びながら、楽しく暮らしていきたいですね。