一緒の時間を濃くする〜犬と私610〜
叱らないでしつけをすることは、単に犬を甘やかしたり、好き勝手に振る舞うのを許すというわけではありません。
分かってもらうには、相手に伝わりやすいように伝える側の努力と、忍耐強く向き合い続けることも大切です。
また、自由をなるべく与えてあげたいということから、常に見守り、受け身になりがちな飼い主さんもおられますが、積極的に関わって大丈夫です。
なるべくストレスをかけたくない…という優しさから、犬との距離が縮まらず、その延長で触れられることに過敏になることも。
犬が嫌がっているのを無理やり触るのは良くありませんが、一緒に遊んだり、撫でたり、抱っこしたりといったふれあいの中で、人のそばにいることの心地よさを感じ、触れられることに鈍感になるようにしていきたいです。
お散歩もノーリード感覚で、リードの負荷がかからず歩けるようになることを目指したいですが、歩きながらコミュニケーションをとって、あっちに行こう、ちょっとまって、ゆっくりね。
といった会話が通じるように、一緒に歩いている感覚が持てるようにしたいです。
お友達とお喋りしながら歩調を合わせてウォーキングを楽しむように…。
一緒に楽しむことが日常で増えれば、どんどん意思疎通を図りやすくなり、伝わるし分かってあげられる関係になります。
一緒に過ごす時間を大切にしたいですね。