シニアのトイレ問題~犬と私760~
トイレのしつけは、犬の習性から考えても難航しやすいものですが、それとは別に年齢的な理由で大変な時があります。
1つは子犬時代の、頻回な排泄。もう1つはシニア期に入って、またトイレの間隔が短くなることです。
シニア期は、トイレの間隔が以前より短くなりやすく、外トイレだった子が我慢できずにおもらししてしまう。
室内のトイレであっても、トイレまでたどり着くのが難しくなる(体力面や、足腰の弱りから)、また分かっていてもトイレまで行くのが億劫で、近場でしてしまうこともあります。
我が家の歴代の犬たちは、トイレにしっかり行ってくれるものの、なかなか自分なりの態勢が決まらなくなって、ぐるぐるぐる回り続けてしまい、回っているうちに足もトイレからはみ出したり、ずっこけたり、息も荒くなるなど、トイレですることが大変になってしまった子(最後はオムツで本人も快適生活でした)
外トイレで、今までのトイレ回数では間に合わなくなり、いかに夜遅くに連れて行き、そして朝一番に連れて行ってあげられるか?が勝負になった子。
できた腫瘍が内臓を圧迫して、自力では排尿できなくなり、導尿が必要になった子と、晩年は様々でした。
また下痢や反対に便秘にもなりやすかったりします。
踏ん張る姿勢が難しくなり、態勢をとるためのサポートや摘便が必要になったこともありました。
加齢や病気による変化には、早く気づいて対応してあげたいですね。
うちの子がどうなっていくのか?分かりませんが、こんなケースもあると知っておくこと。また経験談などを読んでおくこともいざという時に助けになります。
可哀想に思えて辛くなったり、うちの子の行く末を心配して不安になる方もおられますので、自分の心の余裕、許容範囲を気にしながら、少しずつ情報を仕入れてみてくださいね。