こんにちは!
先日、お散歩中にドキッとしたことがありました。
道の反対側でお散歩をされていた方が、急に連れていた犬にコラ‼️と怒鳴られたのです。
犬が道から草むらの方に逸れそうになったことへの一喝だったようですが、その後も犬に文句を言われていて、居たたまれない気持ちになりました。
犬のしつけやトレーニングで叱らないようにしましょうとお話ししていますが、叱らない方が良い理由はたくさんあります。
今日は叱りが犬にどういう影響を与えるかだけでなく、周りへの影響も考えてみたいと思います。
叱らない方が良い理由
- 犬の身体や心を傷つける可能性がある
- 叱りの効果は一時的である
- 叱り方の強さがどんどん増していきやすい(より強く叱らないと効果が得られなくなってくる)
- 叱っただけでは、何をすれば良いのか教えたことになっていない
- 叱られない場面では、やめさせたい行動が出てしまう
- 犬が自分の身を守るために、無気力になったり、攻撃的になる可能性がある
- 叱られた状況にあるもの全てが悪い印象として結びつく可能性がある
犬の心や身体を傷つける可能性があるだけでなく、叱られた環境にあるもの(特定の場所や物、する事など)に対して、恐怖や不安が条件づけられてしまうのは大変なことです。
しつけの為に行った叱りで、飼い主さんに恐怖を抱くようになってしまっては、元も子もありませんね。
周りへの影響
子どものころ、自分が叱られた訳ではないのに、クラスの誰かが叱られているのを見て嫌な気持ちになったことはありませんか?
また、店員さんが大声でクレームをつけられている場面に出くわしたら、早く立ち去りたい気持ちにならないでしょうか?
犬を叱ることは、犬と飼い主さんの関係を悪化させるだけでなく、上記のような周りにも影響を及ぼします。
これから犬を迎える方が、犬のしつけとはこんな風に叱るものだと思ったり、子どもが犬を手荒に扱うことを学ぶかもしれません。
まとめ
マハトマ・ガンジーの有名な言葉にこのようなものがあります。
国の偉大さ、道徳的発展は、
その国における動物の扱い方で判る。
愛犬のために自分を変えることも厭わない、学び続ける飼い主でありたいものですね。