咬みつくお悩みを考える

こんにちは!

犬の※問題行動に悩む時、どんなお悩みでも毎日のことですからしんどいものですね。

それが咬みつくというお悩みであれば、思い描く普通の暮らしさえ難しかったりして、怪我をするということだけでなく、精神的にもきつい、深刻なお悩みになりやすいです。

今日は咬みつく問題について、考えてみましょう。

問題行動と表現していますが、本当は私たち飼い主がされたら困る犬の行動のことですね。

なぜ咬みつくのか?

咬みつくのにも理由があります。

飼い主より上の立場になっているから…ではありません。

まず始めは、怖い対象や嫌な事柄から身を守るために咬みつきます。(咬みつくことで逃げられると学習します)

そして、同じ怖いものや嫌なもの、それに似たようなものや状況が現れそうになった時に、現れないようにするために咬みつくようになります。(先手を打って咬みつくことで、身を守れることを学習します)

このような流れで、咬みつくことを学習するのは、身体に触れること(お手入れ、診察、リードをつけるなど)が当てはまりやすいですね。

爪切りで血が出てしまい痛かったことを学習した子が、次回から爪切りを見ただけで、逃げたり、唸ったり、咬んだりするようになった。

寝ている時に触られてビックリしたり嫌だったことを学習した子が、次から寝ている横を通るだけで、唸ったり、咬んだりするようになった。

このように、まだ爪切りをしていない、触っていないなど、何もしていないのに咬みつくというのは、今は何もしていないかもしれませんが、咬みつく学習をした過去があったということですね。

しかし、厳しくしつけたなど、物理的に痛みや恐怖を感じた過去がある場合に当てはまらず、何もしていないのにそうなったとしか思えないこともあるかもしれません。

この何もしていない、というのも実は理由の1つになる可能性があります。

叱ったことがないのに咬みつくのはなぜ?

厳しくしつけることは良くない、とお考えになる飼い主さんも増えてきました。

しかし、咬みつくことが無くならないのはなぜでしょう?

理由の1つとして、何もしていないということもあげられると思います。

何もしていないというと、語弊がありますね。詳しく言いますと、しつけとして叱ってもいないが、適切な行動ができるように導いて褒めて伸ばしたり、社会化に取り組んだりもしていない。

さらに困る行動でさえも、対処せずに野放しにしているということもあったりします。

これに

  • 元々の気質が敏感、繊細である
  • 母親や兄弟と早くに離された
  • 何でも受け入れやすい社会化期にお店のショーケースにいたり、お家のサークルからほとんど出ていない
  • お散歩も行っていない
  • 触れ合いが少ない

ということが重なると、咬みつく問題だけでなく、いろいろとお悩みが出て来やすくなるのは想像できると思います。

これは当たり前ですよね。犬として正常な発達、他者と関わりたいという欲求も満たされない飼育環境ですので…

犬が成長していく中で、子犬のころはとにかく人間と暮らす上で見たり聞いたり、したり、されたりする事柄全てに良い印象を持ってもらうこと(社会化)が大切なのは、みなさんもよくご存知だと思います。

その社会化のやり方も、何でも会わせれば良いという訳でなく、良い印象を持てるようにセッティングすることが大切です。

そして、子犬の頃だけで社会化は終わりではなく、一生続けていくものであります。

社会化を通じて、犬にとって怖いもの苦手なものが少なく、好きなものが多い世界になれば、唸ったり、咬みつくことが必要な機会も随分減るはずです。

そういった意味でも、しつけの形だけに捉われず、うちの子がどう感じているか?を大事にしながら、丁寧に優しく取り組んでいけば、元々の気質が繊細な子であっても慣れていくことはできますし、追い詰めないので身を守るために戦う(咬みつく)必要もありません。

そして犬という種を学ぶことで、欲求を満たしてあげられ、余分なストレスからも解放してあげられますので、咬みつきやすい精神状態とは正反対のリラックスした状態に導いてあげられますね。

まとめ

時間はかかるのではなく、かけるものであると師事している先生から教わりました。

犬にも気持ちがあるのですから、当たり前ですよね。心の距離が近づくには、一発でどうこうはできません。

毎日コツコツ、信頼してもらえるように、仲良くなれるように、楽しいことをたくさん共有して、犬らしさ、犬としての幸せを思いやっていきたいですね。