犬の迷子対策〜犬と私258〜
まさか、うちの子が…と、気をつけていても
迷子になってしまう時があります。
迷子になってしまった状況を知ることで
できる対策も見えてきます。
迷子になりやすい時
大きな音に驚く
雷や花火の音に驚いて、繋がれている鎖を
引き千切って脱走した。
家の網戸を突き破って、出て行ってしまった。
など、パニックになり普段は有り得ない力で
出て行ってしまうことがあります。
天気の悪い日や花火大会の日は、
外にいる子は室内に入れてあげる
戸締りの確認や、人が出入りするときにも
注意が必要ですね。
閉め忘れと気づかないすり抜け
猫のように、網戸を器用に開けられる犬もいます。
ドアの閉め忘れや、お子さんが玄関やお庭に
出入りしたときに、一緒にすり抜けていて
そのまま気がつかないケースもあります。
宅配便の応対のときに
玄関のドアをすり抜けて行ってしまい
迷子になったケースもあります。
玄関には降りられないように、
手前に柵をつけておくと安心です。
今のお盆の時期のように、お休みで
普段いない家族が帰省しているときや
親戚が集まっているときなど、
いつもと違う状況も、すり抜けや閉め忘れが
起こりやすいので注意したいです。
お散歩中
お散歩中に大きな音がしたなど、
何らかの理由でパニックになったときに
逃げようとして凄い勢いでリードを引っ張り
手が離れてしまうことがあります。
普通にお散歩をしていても、リードを手から
離してしまった…ということもあります。
特にお子さんは、リードを手から離してしまいやすいです。
リードを持ちたい!という小さなお子さんには、
リードを2本繋いで、お子さんと親御さんの
2人がリードを持つようにされると安心です。
うんちを片付けているときも、リードをうっかり
離してしまった、急に強く引っ張られて
リードがすり抜けてしまったということがあります。
リードを手でしっかり持つだけでなく
足でも踏んでおくなど、力が強くて
まだ待てのトレーニングが確実でない場合は
念には念を入れた注意をしておかれると安心です。
預けている間
誰かに預かってもらったり、家に来てもらって
お世話をしてもらうなど、人や場所が変わると
犬も人も慣れていませんので、いつもより
脱走には気をつけておいた方がいいです。
お家に帰ろうと脱走する子もいますし、
どんなことに驚くのか?怖がるのか?
十分に知らない人がお散歩をしていると
急なパニックで強い引っ張りが出る
タイミングもなかなか分かりませんね。
ペットシッターさんや、ホテルのお預かりでも
とても注意をされてお世話をされているはずです。
もし、誰かに預かってもらう、または
自分が預かる立場になった時には
いつも以上に注意しておくと良さそうですね。
迷子札は必須
お散歩の時にだけ首輪をつける…という方も
多いと思いますが、意外とお家の中からの脱走も多いです。
普段から首輪をつけて、そこに迷子札を
つけておくことで、いつどこで迷子になっても
連絡先がついていますから、早く見つかる
可能性が高くなります。
24時間つけているので、首輪は布製の軽くて
柔らかいものがオススメです。
迷子札がプラプラぶら下がっていると、
気になってかじってしまう子は
首輪に名前と電話番号を刺繍をしてくれるものや
バックルに印字してくれるタイプがオススメです。
それでも迷子になってしまったら…
必ず、保健所と警察署の両方に届けてください。
チラシを作って、ご近所に貼ってもらう
SNSを利用して、迷子情報を流すなどしましょう。
その時に、犬の顔、横から見た立ち姿や
身体の特徴的な部位(白い犬でお尻に黒ぶち、
尻尾は巻いているなど)の写真があると
分かりやすいので、普段から撮影しておくといいです。
さらに、首輪の写真も撮っておきましょう。
文字で説明するだけより、写真がある方が一目瞭然です。
これらは、印刷して普段から
防災グッズの袋に入れておくといいですね。
うちの子が迷子になるなんて
考えたくはないですが
災害で家から出てしまうなどもありますから
できる備えは普段からしておきましょう。