快適な温度探し〜犬と私617〜
蒸し暑い日が続いています。
犬は暑さに弱いですが、さらに湿気にも弱いです。そのため、連日の蒸し暑さが身体の負担になっている子も多いです。
若くて元気な頃は、あまり影響が見られないようでも、知らず知らずに身体の中に疲れは溜まっています。
また、年を重ねてくると、食欲の減退、お腹や皮膚の状態が悪くなることで、目に見えて影響が分かるようになることも。
9月や10月に体調を崩す子も、真夏の暑さ疲れの場合があります。
エアコンをつけているから大丈夫。ではなく、うちの子に合わせた快適温度を見つけてあげたいです。
温度計、湿度計で実際の部屋の状況を確認するのは、あくまで目安であり、飼い主さんの体感温度も参考程度です。
人でも暑がりの方、寒くて長袖を羽織る方など、同じ部屋にいても感じ方が違うことがあります。
犬と人でももちろん違いますし、犬同士、兄弟姉妹であっても、その子その子で暑がり寒がり、温度変化から受ける影響の受け方が違うこともよくあります。
うちの子はどうなのか?は1頭ずつ見ていかなければ分からないという事ですね。
快適温度の調べ方
温度計と湿度計(湿度は60%を切るように、できれば50%以下が快適です)を犬が過ごしている低い位置に設置して、毎日確認しましょう。
その上で、他にも参考になるポイントがあります。
- 呼吸が早い、荒くないか?(暑いと荒くなります)
- 横になる姿勢が伸びきっていないか?
- 玄関タイルなど、常に冷たい場所を探していないか?(お部屋が暑くて移動している可能性あり)
- 耳の中が赤くないか?
- 内股、肉球が熱くなっていないか?
- 水をよく飲む(大量に飲む)
- お散歩や遊びのあとのハァハァがなかなか治らない
普段から観察と触れ合いの中で、いつもの体温、いつもの肌の色、いつもの呼吸のペースなどを把握しておけると、変化に早く気付けます。
他にもおしっこがあまり出ていない(回数が減っている)、おしっこの色が濃い、臭い時は注意が必要です。
用意してあげているベッドなどで、幸せそうに息も静かに穏やかに眠れているようでしたら、快適なはずです。
昨年まではこの温度設定、対策で大丈夫だったのに、今年はしんどそう!など、その時々で快適温度も変わりますので、毎日さり気なく観察していきましょう。
大丈夫かな?と不安そうに見つめられると犬も不安になりますので、あくまで、さらっと何気なくでもポイントはしっかり押さえて、チェックしてあげましょうね。
心配されなくても、触れ合いができていれば、いつもと違う(体温が高いなど)ことも早く気付けますよ。