犬たちの交流模様〜犬と私816〜
犬のボディランゲージを見ていると、たくさん語っているのが分かります。
たとえば、犬同士で交流しているとき。
一方の押しが強すぎるときに、相手の子が見せるのは、あくび🥱、地面のにおいを嗅ぐ、身体をブルブルッと振う、お水を飲みに行く、トイレに行く、背中を向ける…など、いろいろして落ち着いてねと見せているのが分かります。
それで意図が伝わると平和に解決するのですが、伝わっていなかったり、伝わっていてもそれを気にせず自分の想いだけでアタックしてしまう子もいます。
その場合、平和的なサインだった押される側も我慢の限界が近づき、唸る、歯を見せて怖い顔をする、飛びかかる、咬む真似をするなど、強いサインが出ることもあります。
それでも押せ押せが引かなかったら…大喧嘩に発展する可能性も。
サインに気づいて、早めに引き下がる子もいれば、自分の気持ちだけで行動している子もいて、元々の性格と社会経験の差が影響しているようです。
まるで人間関係を見ているようで、いつも興味深く、またどのタイミングで介入するか、よく見ていないといけないと感じます。
どちらも犬語を読み取り、相手を尊重できるなら平和に過ごせます。
しかし、どちらかが、または両方が犬語を読み取れず、相手を尊重できなかったらトラブルに繋がります。
どんな子とでも上手く遊べる、トラブルにならない、というコミュニケーションの達人レベルは滅多にいません。
相手が変わればまたコミュニケーションも変わります。
みんなは無理でも、挨拶ができる顔見知り、遊べる子、お散歩で一緒に歩ける子、など少数の気が合う子が見つかればいいですね。
人のサポートがある中で経験を積んで、ワンちゃんの世界も広がりますように。