お泊まり練習は大切〜犬と私950〜
夏休みが近づいてきました。
長期休みのときは、ワンちゃんをペットホテルに預けて旅行したり、帰省する方も増えます。
いつも預けているホテルがあっても、久しぶりに預けるのであれば、事前に練習してあげると犬に親切です。
はじめてのお泊まりや、はじめてお願いするホテルなのであれば、ぜひ事前に何度か連れて行って顔合わせをしたり、短時間預かってもらって様子を見てもらいましょう。
ぶっつけ本番でなんとかなったように思えても、本犬は辛い思いをしているかもしれません。
ペットホテルでよくある問題
- ご飯を食べられない
- お水を飲めない
- トイレができず我慢する
- ハウスの中で吠えっぱなし
- ハウスの中をガリガリ引っかく
- ホテルから脱走しようとする
- お散歩で逃げようとする
- ホテルの途中や帰宅してから体調不良
ホテルのお迎えに行ってはじめて、飲まず食わずで過ごしていたり、トイレを我慢していたことを知る飼い主さんもおられます。
吠え過ぎて声が枯れていたり、ハウスを引っかいたり噛むことで、身体が傷ついていることもあります。
なぜ、そうなってしまうのか?
いくつか原因はありますが、
- 普段からハウスに慣れていない
- 飼い主さんと離れて過ごすことに強い不安を感じる
- お家以外の環境(人、場所)にあまり慣れていない
といったことが多いです。
普段から社会化と基本的なトレーニングをしてあげることは大切ですね。
犬の知能は人の子どもの3〜5歳と言われています。
小さな子どもを、いきなり知らない場所、人に預けてみたら、どうなるのか?想像してみると、ワンちゃんの気持ちも分かりやすいかと思います。
さらにお子さんの場合は会話ができますので、いつお迎えに来てくれるよ、などと安心させてあげられますが、ワンちゃんにはできません。
家を空ける予定ができたら、早めにワンちゃんのお泊まり練習を。
また予定が当分なくても、急に預けないといけなくなることもあります。
ペットホテル、ペットシッター、友人、家族親戚…
1つではなく、預け先を複数確保できるように練習しておくことは、ワンちゃんの社会化にもなりますね。