しつけは悪い(人が困る)行動を減らす、なくすという考えで行われやすいです。
その時に忘れがちなのは良い(人がしてほしい)行動を伸ばすという視点です。
吠えないでほしい、咬まないでほしい、飛びつかないでほしい、いたずらしないでほしい・・・
しないでほしいことはたくさん挙げられます。
一方で、では具体的にどういう行動をワンちゃんにしてほしいですか?という質問にはちょっと答えにつまるかもしれませんね。
してほしい行動の具体的なイメージができていると、そこに導きやすくなり、褒めるタイミングも掴みやすいです。
良い(してほしい行動)が増えると、おのずと反対の悪い(人が困る)行動をする時間は減ります。
ダメ、ダメ、と悪いことを指摘されるよりも、今の良かったよ!こういう時は○○して欲しい、○○は助かってうれしい!など、どうしてほしいか?が伝わるリアクションの方が分かりやすく、前向きに受け止めやすいもの。
ワンちゃんには言葉であれやこれやと説明はできませんので、ほめ言葉、ご褒美をあげる、遊ぶ、ワンちゃんが今望んでいることを叶える、飼い主さんがリアクションする、などで「今の良かったよ👍」を伝えてあげましょう。