同じ出来事であっても、どう反応するかはその子により様々です。
インターホンの音が鳴ったとき。
おや?誰か来たかな?と寝ている顔だけ起こす子。
ビューンと走って玄関まで行く子。
その場でワンワン吠える子。
この違いは、どこから生まれるのでしょうか?
子犬ちゃんをお家に迎えてすぐは、インターホンが鳴っても特に大きな反応も見せなくても、思春期に入る頃にはインターホンに吠えるというお悩みが多くなるものです。
この反応しなかった時期から、吠えるようになる時期までに、どんな学習をしたのかな?と考えてみましょう。
インターホンの音が、来客があり、飼い主さんが応対のために部屋を出て行くことになる、という合図の音になるのですね。
インターホンの音の意味を知らなかった子犬のまっさらな時期から、繰り返しインターホンが鳴るとどうなるのか?を目の当たりにして、学習していきました。
最初は犬にとってインターホンの音は、ただの音で何かを意味する音ではなかったのです。
社会化でいろいろなものに慣れてほしい場合も、どう紹介してどのような意味づけ(印象を持ってもらうか)が大事だと分かります。
もし今から新しく何かをする時には、最初から良い印象になるようにしてあげましょう。
はじめのうちの丁寧さは、その後ずっとの印象に影響して、やってて良かった!になります。