お友達との付き合い〜犬と私411〜

お友達との付き合い〜犬と私411〜

ドッグランに連れて行ったほうがいいの?
うちの子は他の子と遊べないけど、やっぱりダメなんでしょうか?

このようなご相談を受けることがあります。

私の答えは、その子が他の犬と会うことを楽しみにしていて、そのドッグランでうまく遊べるようであれば連れて行ってあげたらいいです。

しかしドッグランは不特定多数のワンちゃんが訪れる場所。うちの子自身も成長によって今までは大丈夫だったことが、ダメになったり、その反対もあり得ます。

ですので、ドッグランでは犬から目を離さずに、楽しい交流で終われるような配慮が必要ですね。

また、犬同士でうまく交流できない、お友達がいない、ドッグランに行ったほうがいいのかもしれないけど行く勇気がないなど色々な方がおられると思います。

それも”無理にする必要はない”というのが、まず1番にお伝えしたいことです。

お出かけはドッグランでなくても公園でもいつもとは違うお散歩コースでも、どこでも一緒に行けますね。犬は飼い主さんと一緒に行動できることが嬉しいので、お友達がいなくても十分に楽しめます。

また直接交流をしなくても、すれ違いざまの匂いや、おしっこの跡の匂いを嗅ぐなどでも交流しています。

子どもで考えてみると、もっと楽に考えられるかもしれません。

子どもと一緒に公園に出かけるときには、誰か公園にいる他のお友達と遊ばせようと思って、行くわけではありませんね。

たまたま公園で出会ったお友達と気が合って遊ぶかもしれませんが、他のお友達がいても一緒に遊べないことが普通です。

それよりもその子自身が1人で楽しんだり、一緒に行った家族と楽しむというのが公園での遊び方ではないでしょうか。

犬も同じです。まずは犬自身が楽しめていること、そして飼い主さんと一緒に楽しめること。

そこにタイミングや気が合えば、他のお友達も一緒に加わると言うイメージで良いかと思います。

直接鼻を突き合わせて交流しなくても、パックウォークと言われるような犬たちがみんなで一緒の方向を向いて歩いていくということもできますし、大好きです。

一緒にお散歩できるご近所さんを見つけたり、みんなで歩くようなトレーニングに参加するのもいいですね。

犬同士の交流に限らず全ての経験が、犬にとって「良いもの」で終われるように、飼い主さんがアレンジしてあげる。それが社会化の大切なポイントです。

そうやって気をつけていても、事故的な感じで避けられないトラブルや、びっくりしたり怖がったりすることもあります。

そんなことがあっても飼い主さんの助けでまた気分を元に戻せたり、次にもう一度チャレンジできたりと、飼い主さんの存在によって犬たちは世界を広げていけます。

怖がらせたりしたらダメだからといって、どこにも行かないというのも違います。

また何でも慣れた方がいいからといって、犬にだけ任せてどんどん行かせるのも違います。

いい塩梅というのがありますよね。そのいい塩梅はうちの子のことをよく見ている飼い主さんなら分かるはずです。

こうじゃなきゃダメだ。というものはなくて、うちの子の世界が広がる、それも楽しんで広げられることを考えてあげられると良さそうですね。

 

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