犬と私 97 犬の気持ちを尊重したい
昨日はノーズワークファンフレンズ四国支部の自主練習会でした。
四国支部のエース、アロマサーチをしているワンちゃん達。
みんなで、ここならすぐには見つからないんじゃない?と相談して置いた場所が、サーチ開始早々に見つかって大笑いした場面もありました。
当たり前ですが、犬の鼻の能力には勝てないです。
昨日が初めましてのワンちゃんの中に、カーミングシグナルをよく出す子がいました。
カーミングシグナルも、まず知らないと気づくことができません。
また気づいても、それに対してどう対応するかは、人側の犬に対する思いが何を採用しているかで、全く違ってきます。
昔、犬の上に立たないといけないと信じていた頃には、叱った後の犬たちのしょんぼりとした顔は、叱りの効果があったと捉え、嫌だという表現は反抗的だとも捉えていました…
今思うと何とも横暴でした。
その頃から考えが180度変わって、今は叱って言うことを聞かすという発想がまずありません。
嫌がることをしないという配慮があるので、私の行動に対する嫌だ!の反応は、ほぼ目にすることはなくなりました。
また、どこかで嫌だ!と表現しているのを見聞きしても、反抗的だとは思わず、嫌なんだね〜と、その子の感情表現の一つだと受け取り、その気持ちを尊重しています。
同じことがあっても、何を信じるかで、ここまで受け取り方に違いが出るものですね。
しつけの為にと、無理に人が上に立とうとする必要はありませんし、犬が人より上の立場になってやろうと、普段から狙っているなんてこともありません。
もっとシンプルに共に生きることを楽しんで、お互いに暮らしやすくある為のルールを伝えるのがしつけです。
ノーズワークがワンちゃん達の気持ちについて考える、一つのきっかけになると嬉しいです。
ノーズワークを体験してみたい方、お気軽にご相談ください。
次回は5月12日にノーズワークレッスンを開催予定です。