変わるのは人が先〜犬と私631〜
犬のために自らを変えられるか?が、犬との暮らしが上手くいくために肝心なことになります。
とくに、問題行動に悩む時、犬をどうこうして変えることを考えるのではなく、人ができることを考えて行うアプローチが大切です。
太古の人間が、近くにいたオオカミを無意識に家畜化したとき、その家畜化された「種」は発達の方向性を変えた。(中略)犬は、散歩に連れ出し、食事を与え、世話をしなければならないので、まずは日常が変わる。
「犬と人の絆 なぜ私たちは惹かれあうのか アレクサンドラ・ホロウィッツ(著)」
人が犬を選択的に繁殖した結果、犬の姿形、行動、生活様式まで変えていったように、犬も人を変えていっています。
犬のいなかった生活から、犬のいる生活になった時点で、変えなければいけないものでもあります。
私の生活スタイルは一切変えたくないけど、犬と暮らしたい…は犬には特に悲しいことになりかねません(人の方も思っていたのと違うとなりがちです)
まずは人から変わる。
そうすれば、犬も変わります。
犬のために変わる自分を楽しめると、犬との暮らしもより楽しくなりますよ。