苦手なものを把握しよう〜犬と私915〜
誰しも苦手なものや感覚があります。
ワンちゃんも、音に敏感、身体に何かが触れる感触が苦手、特定の場所が苦手、初めてのものが苦手・・・
など、初めてそれらを認識した時から過敏に反応してしまったり、何らかの経験と結びついて苦手になっているものがあります。
いつもワンちゃんの行動は、悪い(困る)行動ではなく、良い行動に注目してください!とお伝えしていますが、緊張や不安、嫌がるといった感情を持つことにはスルーせず、早めに気づいてサポートをしてあげたいです。
苦手なものは、どんどん拡大することもあります。
たとえば、音に敏感で怖がり震えるような場合、最初は1つや2つの音に対してだけ反応していたのに、どんどん苦手と思う音が増えてしまって、日々の暮らしがしんどいということもあります。
特定の犬種にだけ吠えていたのが、似たような大きさや色の犬にも吠えるようになって、それがどんどん拡大していくこともあります。
犬は物事を同じとみなすより、違いを認識する方が得意なはずですが、怖いや不安、警戒といったネガティブな感情に関しては、これもあれも同じで苦手!というように結び付けてしまいやすいようです。
不安を感じる対象が多いとしんどいですね。
はじめてそのような様子を見せたとき。
その最初を見逃さずに、早めに対応すること。
すでに苦手が定着してしまっていても、諦めずに緩和できる方法を教えてもらって実行すること。
これらは大切ですね。
直接その不安に対処をするだけでなく、自信がつくような経験をさせてあげたりと、様々な経験が増えることで以前はできなかったことを、すんなりできるケースもたくさん見てきました。
難しく考えず、
「不安や恐怖にはすぐサポートしてあげる」
「お出かけ、遊び、トレーニング、他犬との交流・・・経験を積んで自信を育てる」
この2つを頭の片隅にでもおいていただけたら嬉しいです。