カーミングシグナルあれこれ〜犬と私211〜

カーミングシグナルあれこれ〜犬と私211〜

カーミングシグナルを知っていますか?

カーミングシグナル=calming signal=落ち着く信号

ということで、

犬が不安や緊張、興奮を感じている時に自分で

自分を落ち着かせるために行うボディランゲージです。

 

また、相手に対して落ち着いてくださいね!の

意味でもつかいます。

 

カーミングシグナルはたくさんの種類があります。

ぺろっと舌を出す、身体をブルブルっと振る

あくびをする、そっぽを向くなど、中には人が

使えるシグナルもありますので、真似をして

落ち着かせてあげるお手伝いもできますよ。

カーミングシグナル=悪ではない

ストレスを感じているとき

お散歩で他の犬とすれ違うとき

初めての場所に来たとき

動物病院の待ち合い室で

飼い主さんの機嫌が悪そうなとき

様々な場面でカーミングシグナルは見られます。

 

不安、緊張、興奮の時に出やすいとなると

ストレスがある環境に置かれている時だと思って

カーミングシグナルが出るのはよくない!

となりがちですが…

全てが悪いわけではありません。

 

まず、自分でなんとか落ち着こう!とか

相手に落ち着いてね!と言えることが

素晴らしいですよね。

 

極度の恐怖状態など、本当に追い詰められている時には、

カーミングシグナルを出すことさえ難しかったりします。

 

また、最初は固まって動けないほどだったのが

慣れてきてカーミングシグナルを出せるように

なると、動けるようになってくる…

そんな成長の一貫でも見られたりします。

手助けは必要ですが、避けるべきでないこと

たとえば、診察中にカーミングシグナルを出す

からといって、診察をやめるわけにはいきません。

 

何かをしていてカーミングシグナルが出る場合には

私たちが何か助けてあげられる、少しでも負担を

減らせる方法はないか?を考えてあげたいです。

 

一回休憩する?

その場を離れる?

やり方を変える?

オヤツをあげる?

声をかけて励ます?

いろいろな方法の手助けがあります。

 

ストレスになることを全て避けて生きることは

犬も人もできません。

 

避けて避けて暮らしていればいるほど

いざ避けられない時には大きな負担となってしまいます。

それなら、手助けをしながら少しずつ

平気になるように練習してあげたいですね。

 

診察・治療・お手入れに必要なこと

普通のお出かけ・暮らしの中で出会うこと

これらの中で苦手なことがあって、

カーミングシグナルも出るからストレスがあるはず!

だから避けよう…ではなく、

少しずつ練習していこう!と取り組んでいただけると

ワンちゃんたちの生きやすさに繋がります。

 

おすすめの本ですが、プレミア価格になっていますので、値下げされた時に読んでみて下さいね。

 

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