良いイメージのものを増やしておく~犬と私602~
少し前の記事の続きです。
困った時の対処法だけを知って実践していても、根本的な解決にならなかったり、途中からその方法の効果が無くなることがあります。
普段の暮らしの中での、下ごしらえ。
この視点を持っておくと、犬との暮らしがさらに上手くいきやすくなりますよ。
たとえば、いざという時に首輪やハーネスを持って、犬の行動を制止することがあるのであれば、普段から持つ機会がたくさんあるようにします。
その時に、首輪(ハーネス)を持たれたら→オヤツがもらえた♪ など、良いことの前触れとして教えてあげておくといいですね。
そうすると、行動を制止する時に持っても、嫌な気持ちになりにくいはずです。
もしかすると、今していた行動から気持ちが切り替わって、いつものオヤツ?と飼い主さんに注目するかもしれませんね。
これが普段からできる下ごしらえの一例です。
もし、下ごしらえがなくて、犬を止めないといけない本番にだけ、首輪やハーネスを持つことが繰り返されると・・・
首輪やハーネスを持たれることに、嫌なイメージが刷り込まれて行き、回避するために逃げ回る、咬むといった行動も出る可能性があります。
首輪やハーネスを持つこと以外にも、抱っこ、保定、名前を呼ばれる、おいで!と呼ばれるなど、様々ことに対して良いイメージを持ってもらえるように。
それが社会化の一環であり、嬉しいものがたくさんある楽しい犬生に繋がります。
嫌なもの、苦手なものが多いより、好きなもの、得意なことが多い方が楽しく充実した暮らしになりますね。
ぜひ、良いイメージのものを増やしてあげる、その下ごしらえを普段から取り入れてみてください。